BUSINESS

事業紹介

高精度の空調システム・装置を続々と開発。その開発力の秘訣とは。

日東エアテックの仕事・働き方・そして未来
同社ならではの技術者の育て方

【製造部】日東エアテックの主力製品を世に出す最前線

製造部では日東エアテックの主力製品の一つである「環境制御飼育装置・EBAC」などを製造しています。これらは動物飼育施設で使われる装置で、「EBAC」は例えるならマウスのマンションのような製品です。きれいな状態で動物を飼育するには、きれいな空気を常に取り込めることが必要で、その技術を持つのが当社の製品です。

ユーザーの多種多様なニーズに柔軟に対応できるため、様々なメーカーからも依頼が寄せられています。食品の製造現場では蒸気をコントロールできる当社の装置が導入され、蒸気を調整することでおいしい商品が生まれます。

このような様々な装置を作るのが製造部の仕事ですが、依頼を受けて設計をし、製造・納品まで一般的には4~6カ月ほどかかります。かなり特殊な装置や、一気に数百台の依頼を受けるようなケースもあれば、納入する研究施設の気候や緯度に合わせて細部を調整することも。流れ作業で製造するのではなく、常に頭を使うフルオーダーならではの飽きない仕事ができます。製品の設計・加工を行うため、溶接・板金加工やCADの知識が必要となりますが、これらは入社後に学んでいけます。働きながら資格やスキルを身に付け、知識と経験をフル活用し、先端技術に関わる重要な装置を製造していける環境は、ものづくりの大きなモチベーションになるはずです。

今後は今以上にエコシステムを意識した製造ラインを計画しており、端材を少なくする工夫なども実践していきます。業務効率についても常に社会貢献を念頭に置いた効率化を進めています。「造る」の範疇を超えたかなりクリエイティブな製造現場です。

【技術部】日東エアテックの技術がつまった心臓部

製造部が動物飼育装置の製造を行うのに対して、技術部はかなり幅広い領域にわたった装置の設計・加工を行っています。一例を挙げると化粧品メーカーの開発で使う装置です。様々な温度や湿度の条件下で化粧品開発は行われています。その環境をつくる装置が当社の技術で生まれています。

また半導体メーカーにおいても研究開発における湿度の調整は必須です。気温の調整は比較的簡単ですが、湿度の調整を気温とも照らし合わせながら微妙に調整していくのは難しく、それに対応できるのが当社の技術です。食品メーカーでは、おいしいパンを作るための製造ラインやクリーニング工場でも当社の技術が採用されています。

このように幅広い業種に対応するには、応用の利く技術が必要です。そのため当社の技術部には様々な知見が集積されており、新入社員のキャリアステップにおいてもまずは技術部で知識を身に付けるところからスタートします。技術部の仕事は日東エアテックにとって真髄とも呼べる場所。実際に新入社員からは「できる仕事の範囲をどんどん広げていける部署。電気や配管などの協力会社とも連携し、いろんな分野を経験できる」という声があります。

技術部の今後の目標としては、当社のこれまでの固定概念をひっくり返すような新しい技術の開発とその商品化。当社は従業員が少数精鋭で動いており、そのほとんどが技術職です。そのため若手の技術開発についても同じ技術者として応援する社風です。技術者として様々なチャンスを得やすい会社です。

【サービス部】24時間365日、停めてはいけない空調システム

サービス部は、お客様が導入された装置や空調設備のアフターサービスを提供しています。とりわけ当社の空調システム「AQUA-CLEAN空調システム」は動物飼育施設の空気浄化だけでなく、温度・湿度のコントロール、そして水質管理までトータルに行えるシステム。様々な研究機関から評価を得ており、全国にお客様がいます。
そのためサービス部の社員も全国を飛び回っていますが、遠方の場合には現地の協力会社と力を合わせてメンテナンスに対応しています。

24時間365日、安定的に稼働することが空調システムの大前提です。そのため故障のリスクを事前に察知することが重要で、定期的な確認や補修を進めることで安定稼働を維持していきます。技術的な知識や補修の経験も必要な部署のため、ある程度経験を積んだ社員がこのサービス部を担当しますが、当社ならではのサービス体制があります。それは1つの顧客やプロジェクトに対して、役割を細分化して分担するのではなく、なるべく同じ社員が窓口となって対応すること。そのため技術とサービスを兼任している社員もいますが、お客様からの信頼は厚くなり、安定的な経営基盤にも影響しています。

今後は保守対応において、こちらから積極的なアプローチを行うことを目標にしています。既存の長いお付き合いのユーザー様に、新しい製品をプラスワンでご提供することもその一つ。つまり、製造・技術・サービスの3つの部署が縦横無尽に協力できる社風を武器に、何でもできる技術者として大きく成長できる会社です。